30代サラリーマンのめがねくん(@meganekunno)です。
わたしは学生時代に株式投資を始めて、投資歴はかれこれ10年超となりました。
わたしが投資を始めたころは、株式投資関連の情報収集手法といったら新聞・雑誌・本などが中心でした。
それが最近では、インターネットの発達・スマートフォンの普及により、無料で簡単に投資情報を収集できるようになりました。
株式投資を行う上で情報収集は非常に重要です。
今回は株式投資歴10年超のわたしが使っている、オススメの情報収集サイトを紹介します。
- 玄人向き
- 無料で利用可
- アプリはなし
- 1.モーニングスターPTS(夜間取引)株価一覧
- 2.バフェット・コード
- 3.IRBANK
- 4.銘柄いろいろベスト100!
- 5.ひふみ投信 運用レポート(ひふみのあゆみ)
- まとめ:自分の投資手法にあったサイトを選ぶことが大切
1.モーニングスターPTS(夜間取引)株価一覧
投資信託のモーニングスター|株式・投資信託・ETF・ニュース・ランキング
モーニングスターのサイトでは株式だけでなく、投資信託・仮想通貨の情報も充実しているサイトです。
わたしはこのサイトで「PTS(夜間取引)のランキング」を活用しています。
【PTSとは?】
PTS(ピーティーエス)とは証券取引所を介さず株式を売買できる私設取引システムのことです。
株式取引は基本的には証券取引所の開場時間内(9:00~15:00)に取引します。夜間など開場時間外に取引したい場合はPTSを利用して株式取引が出来ます。
マーケット情報として「PTS注目ポイント」も配信されているのでPTSランキングと併せて活用しています。
わたしの使い方
平日、仕事が終わって自宅に帰った後、PTSの値上がり率ランキングと値下がり率ランキングを見ています。
株価にプラスとなる情報(上方修正、株主優待新設など)があった銘柄は、値上がり率上位にランクインするので、気になる企業名があった場合は個別にIR情報を調べたりしています。
▼値上がり率上位銘柄(2019.8.31時点)
3位のポラテクノ(4239)は親会社の日本化薬(4272)がTOBを実施すると発表したためTOB価格の993円まで大幅上昇中です。
PTSランキングを参考にする際には出来高に注意しないとだまされてしまう可能性があります!
本ランキングでは、1位のサノヤスHD(7022)と2位のいすゞ自動車(7202)は出来高が極端に少なく(200株と100株)誤発注 or 勘違いによる約定の可能性があります。
株価にプラスとなるようなIR情報はどちらの銘柄も確認できませんでした。
ランキングの順位だけでなく出来高も必ず確認する必要があります。
値下がり率上位銘柄についても同様です。
▼値下がり率上位銘柄(2019年8月31日現在)
値下がり率2位のリミックスポイント(3825)元社長の不祥事関連で大幅に下落しているようです。
國重惇史、乱心か?
— ㊙️おまるマン@Fucking swan (@bit_weapon) 2019年8月30日
楽天グループの役員やリミックスポイントの代表取締役をつとめた國重惇史氏が、「完治しない難病に罹患していて過去を懺悔して天国に昇りたい」とする内容をfacebookに投稿。
自らが関与した犯罪行為や不正行為とされる内容の「懺悔」を公表している。https://t.co/LipmZwQFPW
こういった公式IR以外の情報も把握することができるので重宝しています。
2.バフェット・コード
バフェット・コード | ワンストップで効率的な財務分析ができるツール
銘柄の情報収集やスクリーニング・企業間比較に役に立つサイトです。
これだけのサイトを個人運営しているそうです。
基本的な検索機能は無料で、かなりマニアックな条件で検索ができるのが特徴です。
有料プランも用意されていて、米国企業のスクリーニングができるようになったりします。
無料プランで十分満足できるサイトです。
というか、有料プランは少しお高いです。
気になる銘柄を入力するだけで、その銘柄の株価・財務情報・指標などの情報をすばやくチェックすることができるます。
管理人の方は、機能充実に非常に積極的です。
2019年8月現在でもサイト機能がどんどん拡張されています。
管理人はツイッターでバフェット・コードの有益な使い方や機能拡充についてお知らせしています。
気になる人はフォローをしてみてはどうでしょうか?
バフェット・コードが生まれたワケhttps://t.co/f5aoAFXEQF
— バフェット・コード (@buffett_code) 2018年8月10日
投資銘柄の探し方
【初級】 https://t.co/K8UI0DeaSp
【中級】 https://t.co/hPfEWoC5F1
大量の情報のインプット法https://t.co/29b8RrOVsW
事業の選美眼を磨くコツhttps://t.co/emX6SOzYdG
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わたしの使い方
企業比較に使用しています。
ここでは例としてKDDI(2835)、沖縄セルラー電話(9436)の同業他社2社を表示させてどちらが割安か分析してみます。
▼比較結果
緑色で表示されているのは比較企業の中で一番高い数値、ピンク色で表示されているのは比較企業の中で一番低い数値です。
- 配当利回りは2社とも同じ 3.9%
- 会社規模(時価総額)は圧倒的にKDDIの方が大きい
- PER・PBRの指標は沖縄セルラーの方が若干割安
- 自己資本比率は沖縄セルラーの圧勝
2社とも連続増配中であり配当面では甲乙つけがたいです(2社とも同内容の株主優待を実施)
沖縄セルラー電話(9436)の方が若干割安なのは規模が小さく人気が低いためだと思われます。
わたし自身は割安感のある沖縄セルラー電話(9436)を保有しています。
KDDI(2835)も値下がりするようなら狙いたいですね。
なお、この表示結果はCSVファイルでダウンロードできるので、エクセルを使用したデータ分析にも活用できます。
3.IRBANK
個別企業を時系列に分析するときに非常に役立ちます。
営業利益・ROE・配当性向などの推移を10年以上の長期にわたって確認することができます。
特に配当関連(配当性向・総還元性向)の推移が長期にわたって確認できる点で重宝しています。
▼沖縄セルラー電話の配当性向・総還元性向の推移
非常に見やすいと思います。
無料で使えるのが信じられないレベルです。
わたしの使い方
企業分析時に大活躍するIRBANKですが、上場企業の大株主名も検索することができます。
世の中には、上場企業の創業者や経営陣、投資会社関係者以外で大株主に君臨している凄腕の個人投資家がいます。
わたしはそんな有名な個人大株主が大株主となっている企業を分析して、自分の投資のヒントにしています。
以下は、わたしがよく検索する凄腕の個人投資家たちです。
- 五味 大輔
- 小手川 隆(ジェイコム男、BNF)
- 山口 貴弘
- 片山 晃
どの方も時価総額で数億円~数十億円の上場株式を保有しています。
個人でここまで資産を増やせる人というのは只者ではないはずです。
投資先の銘柄は大いに参考になります。
わたしの主力銘柄であるハウスドゥ(3457)は山口 貴弘氏の保有銘柄を検索した際に発見したものです。
▼検索方法
▼検索結果
山口 貴弘氏は2019年6月末現在も第3位の大株主です。
4.銘柄いろいろベスト100!
このサイトでは様々な指標をベスト100でランキング表示されています。
毎日18時頃更新されて最新のランキングを確認することができます。
わたしの使い方
マニアックなランキングの確認に使用しています。
「配当利回り」や「低PER」などの簡単なランキングは、このサイトでなくてもスクリーニングサイトやアプリで確認することができます。
このサイトのすごいところは
- 投信持ち株比率ベスト 100
- 浮動株比率「小」100
- 連続陽線 ベスト100
などのマニアックなランキングも確認できることです。
サイト名のとおり「いろいろ」なランキングが確認できて面白いです。
以下は浮動株比率「小」のランキングです。
浮動株比率が「0%」の銘柄があるんですね!
【浮動株とは?】
市場で常に売買されている流動性の高い株のこと。
株式には、創業者一族・会社役員・金融機関など大株主が保有している固定株と、市場で頻繁に売買されている浮動株があります。
特定株は大株主が常時保有しているため市場に出回りにくく、流動性も乏しくなります。
一方、浮動株は市場で常に売買されているために流動性が高く、株主も頻繁に入れ替わるのが特徴です。
【浮動株比率とは?】
発行済株式総数の中で、浮動株が占める比率のこと。
浮動株比率が低いということは、流動性が低いから株価が一気に変化する可能性がありますね...
ランキングは毎営業日自動更新となり、自分でスクリーニングの条件を設定しなくて済むのでけっこう重宝しています。
5.ひふみ投信 運用レポート(ひふみのあゆみ)
個人投資家に人気の投資信託であるひふみ投信ですが、毎月「ひふみのあゆみ」というレポートを発行しています。
ひふみ投信の月次運用レポートという位置づけです。
わたしの使い方
「ひふみのあゆみ」は普通の投資信託の月次運用レポートとは異なり、内容が非常に充実していて投資の参考になるだけでなく読み物としても面白いです。
ひふみ投信を保有していなくても無料で見ることができます!
これはオトクです!
運用実績ページ
このページは普通の投資信託と同内容です。
ひふみ投信のハイパフォーマンスが確認できます。
銘柄紹介
基準日時点の組み入れ比率1~10位の銘柄が紹介されています。
市場平均を大幅に上回るパフォーマンスを出してきたひふみ投信です。
投資銘柄は大いに参考になります。
前月の投資銘柄と比べて組み入れ比率が変わっていないかも確認しています。
運用部からのメッセージ
わたしが一番好きなページです。
毎月、トピックを用意して運用部のファンドマネージャー・アナリストのコメントが載っています。
過去のトピックとしては
- 暗号資産やキャッシュレス決済など「お金」の未来にまつわる期待や気になることを教えてください。
- 仕事の休憩や自分へのご褒美に食べるお菓子はなんですか?
- 新しく年号が令和になりました。平成に置いていきたいもの、令和に持っていきたいものは何ですか?
などがありました。
藤野社長をはじめファンドマネージャーなど10名程度のコメントを毎月楽しく読んでいます。
まとめ:自分の投資手法にあったサイトを選ぶことが大切
以上、わたしがオススメする株式投資情報サイトを紹介しました。
わりと有名なサイトばかりでしたので皆さんはすでに知っていたかもしれません。
知っているサイトでも使いかたは人それぞれだと思い、わたしの使い方も併せて紹介させてもらいました。
投資スタイルや投資手法、投資対象によって必要な情報は違ってきます。
自分に合った情報収取スタイル確立の役に立てれば幸いです。