2019年9月19日(木)に株式投資家のバイブル「会社四季報(秋号)」が発売になりました。
わたしが尊敬してやまない偉大な投資家たちは、冊子で買って3連休の間に一読してしまうことでしょう(もしからしたら2周くらいしてしまうかも)
一方、わたしの四季報活用方法は、楽天証券のアプリ「iSPEED」経由で気になる銘柄のみ確認しています。
会社四季報は冊子版も買ったことはあるのですが、すべて読むこともないので楽天証券の無料版で十分という感じです。
今回はMYポートフォリオの主力銘柄3銘柄+候補1銘柄について、会社四季報のコメントを確認しつつ今後の投資方針について考えてみました。
フィル・カンパニー(3267)
コインパーキングの上部空間にカフェなどの店舗を建設し「駐車場+建物」という新しい土地活用を提案している企業です。
ビジネスに独自性があり、競合他社が不在と思われることから成長が期待できます。
▼5年チャート(2019.9.20)
株価は最高値の半分程度にまで下がっています。
そろそろ再上昇しても良い頃かと。
四季報コメント(要約)
前回:【下期偏重】竣工時期の偏りで出足鈍いが、過去最高の受注・開発残高を順調に消化。人材補強が進み、後半の業績拡大に寄与。
今回:【続伸】空中店舗が過去最高の受注・開発残高を順調に消化。人材育成に注力したため新規受注は低調だが、後半に挽回。2020年11月期に新規人材が戦力化し業績貢献が見込まれる。
四季報業績予想:→(据置)
今回のコメント欄に「新規人材が戦力化、旺盛な需要刈り取る」とあったのですが、2020年11月期の業績予想は据置でした。
今後の投資方針
ホールド(しばし様子見)
業績が下期偏重であることから少し心配していたのですが、手持案件は順調に消化できているようです。
2019年7月12日には中間期の業績を上方修正(通期は修正せず)したことから、今期の業績予想の達成は堅そうです。
それでも、中間決算時点での通期進捗率(経常損益、情報修正後)が18.2%であり、公表しているとはいえ不安になるくらいの下期偏重ぶりです。
同社の売上・原価の計上は「引渡基準」となっていることから、建物の引き渡しが少しでも11月以降に遅れてしまうと来期の業績に計上されてしまいます。
いわゆる「期ズレリスク」が大きい銘柄です。
ハウスドゥ(3457)
不動産の売買仲介などを行う「ハウスドゥ!」をフランチャイズ展開している企業。
近年はハウスリースバック・金融事業にも注力。
フランチャイズ加盟店は順調に増加しており、業績拡大が続いています。
実はけっこう配当も出しています。
▼5年チャート(2019.9.20)
2019年に入ってから株価を切り上げています。
四季報コメント(要約)
前回:【続伸】フランチャイズの新規会員は順調に増加。リースバック好調。事業環境の厳しさ増すも、採算の良いフランチャイズが着実に増加。
今回:【連続最高益】フランチャイズの加盟店は着実に増加。リースバックは高水準維持。不動産金融は案件増。
四季報業績予想:→(据置)
コメント欄には「続伸」「連続最高益」など景気のよい単語が目立ちます。
今後の投資方針
ホールド(買い増し)
四季報のコメント欄を見る限り死角はなさそうです。
フランチャイズ加盟店からの手数料収入が収益の柱ですが、そのフランチャイズ加盟店が順調に増加していることから今後も安定した成長が見込めます。
わたしの好きな「ストック銘柄」です。
PRTIMES(3922)
プレスリリース配信サイト「PR TIMES」を運営する企業。
「PR TIMES」は利用企業社数が3万社を突破し、上場企業のうち36.1%が利用するという圧倒的シェアを誇るサイト(2019年度第1四半期決算説明資料より)
利用社数が増えれば増えるほど、収入増につながる「ストック銘柄」でもあります。
▼5年チャート(2019.9.20)
株価はキレイに右肩上がりです。
押し目を拾いたいところ。
四季報コメント(要約)
前回:【連続増益】プレスリリース配信は利用社数が増加。周辺事業も着実像。広告宣伝費、外注費、システム運用費の負担増も吸収し連続増益。【次の収益柱】M&A案件を探索中。主力事業に続く第2、第3の収益柱の育成にも注力。
今回:【絶好調】主力のプレスリリース配信は利用者数堅調増。広告宣伝費増を軽く吸収し連続増益。【知名度向上】ブランディング広告を積極展開へ。当面は投資優先。
四季報業績予想:→(据置)
コメント欄に「絶好調」とある割には業績予想は据置でした(笑)
今後の投資方針
ホールド(買い増し)
業績は「絶好調」です。
主力の「PR TIMES」は成長余力を感じます。
買い増ししたいのですが、なかなか株価が下がってきません。
プレミアムウォーターホールディングス(2588)
この銘柄は主力株候補です。
天然水を製造・販売する企業です。
ウォーターサーバーを家庭に設置し、水を何度も定期的に購入してもらうストックビジネスを手がけます。
▼5年チャート(2019.9.20)
値動きは大きいですが、株価は右肩上がりで上昇しています。
四季報コメント(要約)
前回:【急伸】解約低水準保つ。デモ販売員の大量採用こなし営業益急伸。
今回:【急伸】天然水は夏場の販売促進が奏功し、目標超の100万契約を視野。解約は低水準。販売拡大に伴う取次店費用の増加をこなす。
四季報業績予想:↑(増額)
前回も今回もコメントに大差ありませんでした。
今後の投資方針
買い増し主力株へ
業績は絶好調です。
指標(PER・PBR)は割高ですが、圧倒的な成長力があります。
特に月次開示が好調なので注目しています。
※ IR資料を基に作成
ご覧ください。
この美しいグラフを。
ほれぼれします。
当然ですが、保有契約件数が増えれば増えるほど収益は増加します。
また、コスト(宅配費など)もスケールメリットが働きます。
伸び率は契約件数が増えるとふつう下がってくるものですが、むしろ上昇傾向です。
月次開示が強い銘柄は株価も強いです。
まだまだ成長することから、買い増しして主力株とする方針です。
まとめ:全銘柄好調を確認
全銘柄業績は好調のようです。
それにしても4銘柄中3銘柄が「ストック銘柄」でした。
わたしはストック銘柄が大好きみたいですね。
ちなみに、4銘柄ともテンバガー(10倍株)となるポテンシャルがあると信じています。
主力銘柄の見直しは適宜行っていく予定です。