めがねくんのお金日記

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【株式(決算分析)】ハウスドゥ(3457)が2019年6月期 第2四半期決算を発表! ストック型ビジネスが魅力の企業です

f:id:meganekunno:20190204221205p:plainハウスドゥ!グループ【東証一部上場】 -不動産サービスの全国ネットワーク-

 

MYポートフォリオの主力銘柄であるハウスドゥ(3457)が、本日(2019年2月4日)2019年6月期 第2四半期決算を発表しました。 

 

売上高・営業利益・経常利益すべての項目で前年実績を上回り、過去最高を更新するスバラシイ内容でした!

f:id:meganekunno:20190204221239p:plain※ 2019年6月期 第2四半期 決算説明資料より

 

  • 売上高126.7億円(前年同期比:+32.9%
  • 営業利益10.8億円(〃:+22.6%
  • 経常利益10.2億円(〃:+32.0%

業績は好調に推移しているようです。 

 

しかし、大型案件の期ズレが発生したため、第2四半期業績予想は下方修正となりました。

 

 

2月1日(金)に業績の下方修正を発表した時はどうなるかと思いましたが、下方修正の理由が案件の期ズレであることから、通期の予想は修正なしとなりほっとしました。

 

決算の発表を受けてPTS市場では株価上昇(+44円、+3.53%、ブログ更新時点)となっています。

 

ハウスドゥ(3457)ってどんな会社? 

「不動産x金融xIT」を融合させて、独自サービス・商品を開発・提供し、全国展開で急成長している独立系不動産サービス企業です。

 

動産売買・仲介・リフォームから、ハウス・リースバックや不動産金融(不動産担保ローン、リバースモーゲージ保証)までのワンストップサービスが強みです。

 

主力事業の軸足を「フロー型収益事業」(不動産売買、不動産流通、リフォーム)から「ストック型収益事業」(フランチャイズ、ハウス・リースバック、不動産金融)へ徐々に移行しています。

 

わたしの大好きな「ストック型」のビジネスモデルです。

 

ストック型ビジネスの強み

不動産会社の多くはフロー型(不動産売買、リフォームなど)のビジネスモデルが中心になっています。

 

好況時は利益を出しやすいフロー型ビジネスですが、問題点があります。

 

それは好不況の影響を受けやすく、業績が安定しないという点です。

  

ハウスドゥの経営は「フロー型ビジネス」から「ストック型ビジネス」への転換を図っており、2019年6月期 第2四半期決算の決算資料を見てみると、

  • 売上高ベース:45.4%
  • 営業利益ベース:65.2%

はストック事業からのものです。

f:id:meganekunno:20190204221820p:plain※ 2019年6月期 第2四半期 決算説明資料より

 

景気後退が意識される時期でも安定した収入により継続成長を見込むことができます。

 

それにしてもハウス・リースバック事業の成長がすごいですね。

 

「2019年6月期 第2四半期決算」概要 

「2019年6月期 第2四半期決算 説明資料」を使って、主力事業の業績を確認してみます。

 

フランチャイズ事業

不動産売買仲介に特化したフランチャイズ事業「ハウスドゥ!」は全国展開しており、加盟店舗数が全国トップです。

見かけたことがある人も多いのでは?

 

フランチャイズ店舗数は超がつくほど順調に増加しています。

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チャートがきれいに右肩上がりですね。

チャート美人というやつですね。

 

フランチャイズ事業は、加盟店から毎月手数料を取るビジネスモデルであるため、加盟店が増えるほど安定収入が増加します。

 

加盟店は「5年で2倍!」と好調を維持しています。

 

長期的(2025年)には 1,000店舗を目指しています。

単純に売上2倍が見込めるかと思います。

 

ハウス・リースバック事業

現在急成長中の注目事業です。

f:id:meganekunno:20190204222431p:plain

【ハウス・リースバックとは】

お客様が所有されている物件を当社が買い取り、売却後はリース契約をしてそのまま今迄と同様にお住みいただけるセールアンドリースバックシステムです。

資産整理、資金調達や転勤等のために、「不動産を売却する」という選択肢しかなかった従来の買取システムだけではなく「不動産を活かす」という発想のもとサービスを提供しております。

自宅資産をオフバランスし現金化することで、事業や様々な目的に活用頂けます。

※ ハウスドゥHPより

 

自宅を売って賃貸に切り替えるという画期的なビジネスです!

 

ハウス・リースバック事業は、現在競争の少ないブルーオーシャン市場となっていること、またほとんどの物件を顧客から直接仕入れるために、仕入れコストが市場価格の7掛け程度となっているそうです。

 

高齢化社会の進展を背景に今後も成長が期待できます。

 

他社の新規参入前に強固な基盤を築いてほしいです。

 

不動産金融事業

子会社のフィナンシャルドゥが手掛ける不動産担保ローンとリバースモーゲージ保証事業です。

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どちらの事業も安定して成長しています。

 

特に「リバースモーゲージ保証事業」は5金融機関と提携しています。

 

金融機関は保守的でありますが、他行がやっていることには積極的まねする傾向があることから、あるていど提携金融機関が増えると一気に増加するかもしれません。 

 

1株益・1株当たり配当金・配当性向の推移

  1株益 1株配 配当性向
16.6 44.2円 8.0円 18.1%
17.6 43.5円 10.0円 23.0%
18.6 74.9円 22.5円 30.0%
19.6(予) 102.3円 31.0円 30.3%

 

1株利益の伸びは順調です(今期 +36%

 

1株利益増加に伴い配当金は増配傾向です(配当性向は30%以上を目標)

株主優待も実施しており株主還元にも積極的です。

 

株価データ(2019/2/4現在)

市場 東証1部、不動産業
時価総額 242億円
 株価 1,246円(100株単位)
 PER 12.18倍
 PBR 2.53倍
配当利回 2.49%(1株配 31円)
総合利回 3.29%(100株保有時

参照:YAHOO!ファイナンスより

 

PER1ケタの銘柄がゴロゴロある不動産業の中では、指標に割安感はありません

 

配当利回りも不動産株としては平凡です。

 

しかし、この銘柄の魅力は成長力です。

キャピタルゲイン狙いで行きたいです。

  

株主優待

ハウスドゥ(3457)の株主優待は「プレミアム優待倶楽部」です。

保有株式数に応じた優待ポイントがいただけます。

 

優待ポイントは株主限定サイト「ハウスドゥ!プレミアム優待倶楽部」にて食品・自社オリジナルグッズ・寄付等と交換できます(1P=1円)

保有株式数 付与されるポイント
初年度 2年以上保有
100~199株   1,000ポイント   1,100ポイント
200~599株   1,500ポイント   1,650ポイント
600~999株   3,000ポイント   3,300ポイント
1,000~1,399株   5,000ポイント   5,500ポイント
1,400~1,999株   7,000ポイント   7,700ポイント
2,000~3,999株   9,000ポイント   9,900ポイント
4,000~5,999株 11,000ポイント 12,100ポイント
6,000株以上 13,000ポイント 14,300ポイント

※ 2年以上継続保有の場合ポイントは1.1倍

 

優待利回りは高くないものの、もらってうれしい株主優待です。

6,000株以上まで区分があるため、安心して買い増しできます(笑)

 

株主優待到着時の記事はこちら

www.meganediary.net 

 

まとめ

なんといっても魅力的なのはストック型ビジネス」への転換を目指しているところです。

 

ストック型ビジネス事業の指標としては、

  • フランチャイズ事業の加盟契約
  • ハウス・リースバック事業の契約件数・同保有件数
  • 不動産金融事業の担保融資+リバースモーゲージ保証件数

などがありますが、いずれも順調に実績を積み重ねています

 

この流れが続く限りハウスドゥ(3457)の成長も継続していくはずです。

 

今後も主力株としてホールドかつ、買い増しの方針です。