※ 同社HPより
フィル・カンパニー(3267)への投資額が100万円を超えました。
1銘柄への投資額が100万円を超えるのは、10年超の投資経験のなかで初です。
今後も強気にホールドしていくつもりですが、現状と今後について分析してみました。
株価データ(2018/8/17現在)
●市場:東証マザーズ、建設業
●時価総額:282億円
●株価:5,080円(100株単位)
●PER:84.99倍
●PBR:17.07倍
●配当利回:無配
●総合利回:0.0%
はい、どの指標をみてもスーパー割高ですね!(笑)
しかも無配で株主優待なし!
割安感は皆無ですが、わたしは同社の手掛ける「フィル・パーク事業」に注目しています。
フィル・パーク事業とは?
コインパーキングなどの上部空間を活用して空中店舗「フィル・パーク」を建設するというものです。
従来は未利用であった、コインパーキングの上部空間を店舗として活用することで、「駐車場+空中店舗」という新たな価値を創造するオンリーワンの事業です。
ありそうでなかった非常に魅力的な事業ですね!
※ 同社HPより
どの建物もデザイン性が高くおしゃれですね!
オーナーのメリット
1.空中活用による収入増
現在の駐車場収入に加えて、駐車場上部の空中店舗からも賃料が得られます。
2.デザイン性の高い建物
前述の画像のとおりです。高い賃料がねらえます。
3.屋上の緑化促進
これは最初よくわからなかったのですが、都市部で大きな問題となっているヒートアイランド現象等に貢献する事業も行っているようです。
助成金制度を活用することで、建物全体の付加価値を高めることができます。
4.メンテナンスコストが安い
建物管理において高コストとなるエレベーターが原則なく、共用部も少ないシンプルなつくりです。
5.駐車場運営はそのまま
既に収入実績のある駐車場はそのままなので、駐車場をやめてゼロから賃貸アパート事業などを行うようなリスクを回避できます。
6.投資回収が早い
駐車場運営の低投資性と商業ビル等の高収益性を合わせた投資効率の良い事業です。建物への初期投資は5年~10年で回収可能であり、驚異的に早いです(参考:平均受注額 8,500万円)。
不動産投資の回収は20年はかかるという常識を覆したインパクトは相当大きく、供給体制が整えば爆発的に拡大する可能性があります。
首都圏で駐車場経営をしているオーナーにとっては非常に魅力的な事業ではないでしょうか?
業績
※ 同社HPより
下期偏重であることから若干注意は必要ですが業績は好調です。
売上・経常利益ともに右肩上がりですね♪
※ 同社HPより
今後の業績を左右する受注高は順調に増加しているため、当面は安心してみていられます。
感想
フィル・カンパニーの事業は独自性が高く、今のところ競合相手がありません。
しばらくはブルーオーシャンの中での事業成長が見込めると考えています。
現在、全国には6万ヵ所以上駐車場があります。
フィル・パークの実績は130件程度であり、0.2%しか開拓しておらず拡大余地は十分あります!(ただし、地方のコインパーキングは本事業の対象外のはず)
また、株価上昇について以下の材料があると考えています。
- 日本郵政グループとの連携
→ 地方の案件紹介。郵政グループの土地の有効活用 - いちごグループとの連携
→ 新たな顧客の獲得 - 東証1部への昇格
割安感は乏しく配当がないため短期的な下落はあるかもしれませんが、長期的な成長が見込めるため当面はホールドの予定です。