最近は優待ブロガーが雑誌やTVで活躍しているので、株式投資をやったことがない人でも“株主優待”を知っているという人も増えてきました。
「投資未経験だけど、株主優待に興味があります!」
「〇〇さんが1番オススメする優待株教えてください!」
と初心者に聞かれた場合、皆さんはどんな銘柄をオススメしますか?
投資は自己責任とは言いつつ、教える側からすると責任重大ですよね?
わたしなりに考えてまとめてみました!
初心者向けの株主優待とは?
以下の4つの観点から考えました。
- 少額から買える
- 優待の汎用性が高い
- 高利回り
- 大企業
1.少額から買える
初めての投資は不安がつきもの。
なるべく少額から買えるものがいいですよね。
ここでは、投資額10万円以下の銘柄を対象としました。
2.優待の汎用性が高い
せっかく優待をいただいても、使えなかったら無駄ですね。
1番汎用性が高いのは、QUOカード・ギフトカードですが、投資した企業とのつながりが実感できません。
また、QUOカード・ギフトカードなどの金券は優待廃止のリスクが高めです。
一番ひどかったのはこの株です。
ここでは、金券は対象外としました。
3.高利回り
投資をする以上、利回りは大事ですよね!
無配当銘柄は、倒産の心配があるから人にオススメしにくいですね。
ということで、総合利回り5%以上かつ有配当の銘柄を対象としました。
4.大企業
だれでも知っている大企業の株なら、倒産の心配が少なくて安心して保有できますよね。
ここでは、時価総額 3,000億円以上の銘柄を対象としました。
1番のオススメ銘柄は?
ズバリ、ヤマダ電機(9831)です!
株価データ(2018/12/28現在)
株価データは、文句なしの大企業です。
市場 | 東証1部、小売業 |
---|---|
時価総額 | 5,093億円 |
株価 | 527円(100株単位) |
PER | 27.64倍 |
PBR | 0.74倍 |
配当利回 | 2.47%(1株配 13円) |
総合利回 | 8.16%(100株、1年未満保有時) |
参照:YAHOO!ファイナンスより
株主優待内容(年2回)
優待割引券(500円)が3月末と9月末基準の株主に年2回贈呈されます。
<3月末基準>
100株以上 | 2枚 (1年以上 +3枚、2年以上 +4枚) |
500株以上 | 4枚 (1年以上 +3枚、2年以上 +4枚) |
1,000株以上 | 10枚 (1年以上 +3枚、2年以上 +4枚) |
10,000株以上 | 50枚 (1年以上 +3枚、2年以上 +4枚) |
<9月末基準>
100株以上 | 4枚 (1年以上 +1枚) |
500株以上 | 6枚 (1年以上 +1枚) |
1,000株以上 | 10枚 (1年以上 +1枚) |
10,000株以上 | 50枚 (1年以上 +1枚) |
※ 買上金額1,000円(税込)ごとに1枚利用可能、最大54枚まで利用可
※ 現金購入のみ対象。他の値引券との併用不可
※ 有効期限:6か月
上記4つの観点から見ていきます。
1.少額から買える
52,700円で100株購入できます。
財布にやさしい銘柄でもあります(笑)
保有株が増えるほど優待内容も増えますが、100株保有でも十分満足できる内容だと思います。
2.優待の汎用性が高い
優待割引券(500円)は、店舗で家電製品の購入1,000円ごとに1枚使えます。
ヤマダ電機は全国展開しているので、使う場所に困りません。
しかし、年2回も家電製品を買わない人もいますよね?
ヤマダ電機では、トイレットペーパーや洗剤なども売っているので、日用品の購入にも優待割引券を使用することができます。
家計にも優しいです。
最大50%OFFで日用品を購入することもできるので、非常に優秀な優待内容だと思います。
3.高利回り
配当利回は 2.47%、総合利回は 8.16%もありかなりオトクな水準です。
銀行預金の利率が 0.001%であることを考えると驚異的な水準です。
さらに、長期保有優遇もあり2年以上の継続保有で総合利回は 12.90%まで上昇します!
4.大企業
時価総額は 5,093億円あり基準の 3,000億円を大きくクリアしています。
知名度も抜群で、ほとんどの人がヤマダ電機の店舗に行ったことがあると思います。
まとめ
年2回も優待がもらえる上に、長期保有者にはさらに優遇があります。
また、指標面でも
- PER:27.64倍
- PBR:0.74倍
とまずまずの水準です。
初心者にもオススメしたい銘柄です。
ちなみにわたしは、周囲の人に株式投資をしていることを話していないので、株主優待の話をすることがありません(涙)
いつか聞かれたときのために、そっと心にしまっておきます...